子どもの健康のために避けたい【ストレス】
- SENHOU
- 2月20日
- 読了時間: 3分
更新日：2月21日
ストレスが心と体にブレーキをかける
ストレスは私たちの体にとって大きな負担となります。
炎症や痛みといった身体的なストレスはもちろん
精神的なストレスも深刻な影響を及ぼします。
強いストレスを受けると、自律神経のうち「交感神経」が活発になり
体は常に緊張状態に。すると、こんな変化が起こります。
胃腸の不調：消化機能が低下し、栄養がしっかり吸収できなくなる
免疫力の低下：病原体の侵入を防ぐ力が弱まる
血流の悪化：酸素や栄養が届きにくくなり、老廃物の処理も滞る
炎症の増加：ストレスが続くと、体内の炎症が起こりやすくなる
不眠・自律神経の乱れ：心と体のバランスが崩れ、不眠などの不調が増える
子どもたちにとっては、こうした影響が特に大きく、症状が悪化しやすくなります。
知っておきたい「シャットダウン反応」
最近の研究では、ストレスがかかると「副交感神経」にも
影響を与えることが分かってきました。
副交感神経には「新しいタイプ」と「古いタイプ」があり、
普段は新しいタイプが働いてリラックスを促します。
しかし、強いストレスにさらされると、古いタイプの副交感神経が刺激され
体がシャットダウンする反応が起こるのです。
この反応が現れると…
動けなくなる、何も話せなくなる
場合によっては気を失うことも
表情が乏しくなる、聴覚が過敏になる
人との関わりが難しくなる
こうした状態が続くと、病院に通う回数が増えたり、薬の使用が増えたりして
さらに代謝トラブルを引き起こす悪循環に陥りがちです。
できるだけストレスを減らそう
ストレスは生きていれば避けられません。
しかし、慢性的なストレスは健康に悪影響を及ぼします。
特に子どもにとって、次のようなストレス要因はできるだけ減らしたいものです。
家庭内の不和（両親の不仲など）
いじめや虐待
受験や過度なプレッシャー
親しい人との離別
環境の急激な変化
スポーツなどの過度な負荷
寝不足や生活リズムの乱れ
すべてを避けるのは難しいですが、子どもが安心して過ごせる環境を
整えることが大切です。
心と体の健康を守るために、ストレスと上手に向き合いましょう！
POINTO
交感神経が過度に優位になると、体の不調が起こり、発達障害にも悪影響を及ぼす
ストレスにより、古いタイプの副交感神経が刺激されると、よりいっそう、代謝トラブルが引き起こされがちになる
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